All I Know

Jimmy Webb


I bruise you, you bruise me
We both bruise too easily
Too easily to let it show
I love you and that’s all I know

  僕は君を責め、君も僕を非難した
  いつもお互いを傷つけ合ってきた
  ちょっとした事でも、直ぐにぶつかってしまうよね
  でも、確かな事は・・・・
  君が好きなんだ


All my plans are falling through
All my plans depend on you
Depend on you to help them grow
I love you and that’s all I know

  僕の試みはみな失敗に終わっている
  全てに君の力が必要なんだ
  僕が何かを成し遂げるには、
  君の力が必要なんだよ

  確かな事は・・・・
  君が必要なんだ


When the singer’s gone let the song go on…

But the ending always comes at last
Endings always come too fast
They come too fast, but they pass too slow
I love you and that’s all I know

  君が僕の元を去っても、僕らの歌は消えることはない・・・

  でも、最後には必ず終わりの時が来る
  それはあまりに突然訪れるんだ
  終わりの時は突然訪れるけど、想いは直ぐに消えたりしない

  確かな事は・・・・
  君を誰よりも大切に思っている


When the singer’s gone let the song go on…

It’s a fine line between the darkness and the dawn
They say in the darkest night there’s a light beyond

  君が僕の元を去っても、僕らの歌は消えることはない・・・

  闇夜と夜明けの間には、境目があるんだね
  暗闇の中でこそ、その向こうに光が見えると言うよ
  (一緒にいる時は暗いところばかりが目に付いて
   友を失った時には、その大切さに気付くんだ)


But the ending always comes at last
Endings always come too fast
They come too fast but they pass too slow
I love you and that’s all I know
That’s all I know
That’s all I know

  でも、最後には必ず終わりの時が来る
  それはあまりに突然訪れるんだ
  終わりの時は突然訪れるけど、忘れる事なんか出来るもんじゃない

  確かな事は・・・・
  君を誰よりも大切に思っている

  それだけは本当だよ
  それだけは・・・


邦題は「友に捧げる賛歌」でしたが、解散後のArtからPaulへの「歌の贈り物」
ですね!

Artにとって、Paulは最も尊敬すべきシンガーであり、ソングライターでもあった。
彼の作る歌は、Artによって最高の表現がなされ、Artも彼の曲によって才能を
最大限発揮できた。そして何より、二人のハーモニーは観客だけでなく、二人を
感動させることが出来た。

しかし、アーティストとしてのこだわりやプライドが二人を衝突させ、二人に突然の
別れをもたらした。でも、解散しても尊敬する気持ち、そして友としての思いは
断ち切れないよ、という事でしょうか・・・

解散直前のアルバム「Bridge Over Troubled Water」に収められた
「The Only Living Boy In New York」で、Paulは俳優に転身していく
Artへ、寂しさと「頑張れよ、君なら上手くやれるさ」という思いをぶつけました。

この曲は、解散してしまった後に、Paulの存在の大きさを改めて認識したArtの
「The Only Living Boy In New York」に対する返答ではないでしょうか?

Artのソロの曲の中で、最も好きな曲です。盛り上がりを抑えた、ライブバージョンが
最高です。いつか歌いたいな~、この曲・・・

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