Everything About It Is A Love Song

P. Simon 2006
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Locked in a struggle
for the right combination –
Of words in a melody line,
I took a walk along the riverbank
of my imagination.
Golden clouds were shuffling the sunshine.

  メロディラインに並ぶ言葉たちの組合せに疲れて
  川岸を歩く風景を頭に描いた
  そこでは、日の光を浴びて金色に輝く雲が
  のんびりと流れていた

But if I ever get back to the twentieth century,
Guess I’ll have to pay off some debts.
Open the book of my vanishing memory,
With its catalogue of regrets.
Stand up for the deeds I did,
and those I didn’t do.
Sit down, shut up, think about God,
And wait for the hour of my rescue.

  でも、もし20世紀に戻ったとしたら
  やり直すべき事がいくつもある
  記憶をたどれば、後悔の見本市みたいさ

  立ち上がっては、やってしまった事、やり損ねた事を悔やみ
  座っては、黙して神を思い、救いの時を待つ
  そんなことばかりさ・・・

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We don’t mean to mess things up,
But mess them up we do.
And then it’s “Oh, I’m sorry.”

Here’s a smiling photograph
Of love when it was new.
At a birthday party.

Make a wish and close your eyes:
Surprise, surprise, surprise.

  僕らは、事を台無しにするつもりなどないけど
  でも、結局台無しにしてしまうんだ
  そして、最後は”ごめんね”って・・

  ここに、二人の笑顔の写真がある
  愛が芽生えた頃のね
  誕生パーティの時のかな・・

  「願いを込めて、目をつぶってごらん」
  Surprise, surprise, surprise

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Early December, and brown as a sparrow,
Frost creeping over the pond.
I shoot a thought into the future,
And it flies like an arrow, through my liftime.
And beyond.

12月初旬、木々がスズメの様な茶色に染まり
池に霜が忍び寄る頃、未来に思いを馳せてみる
そしてそれは、矢のように僕の人生を通り過ぎ
遥かかなたに飛んでいく

If I ever come back as a tree, or a crow,
Or even the wind-blown dust;
Find me on the ancient road
In the song when the wires are hushed.
Hurry on and remember me,
As I’ll remember you.

  いつか、僕が木に生まれ変わったとしたら・・・
  いや、カラスでもいい
  風に舞う埃であっても

  もう僕がギターを爪弾くこともない、遥か昔の
  僕の歌が聞こえたら、生まれ変わる前の自分を
  見出すだろう
  そうしたら急いで、今の僕を思い出しくれるかい?
  僕が君を覚えているように

Far above the golden clouds,
The darkness vibrates.
The earth is blue.

  金色の雲の上では、暗闇が振動している
  青い地球が見える・・・

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And everything about it is a love song.
Everything about it.
Everything about it is a love song.
Everything about it.
Everything about it is a love song.

  そして、全てはラブソングなんだ
  その全てが・・

  全てはラブソングなんだ
  その全てが・・
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難しい歌詞ですね~。
曲作りに疲れて空想の世界を散歩していたら、今までの自分の人生に思いが
行ってしまったんですかね。誰でもそうでしょうけど、今となっては後悔する事
って一杯ありますよね。

この歌では、若い頃の自分の過ちに思いを馳せるだけでなく、生まれ変わった
後からも今の自分を思い出し、振り返るだろう、と述べています。

「台無しにした」というのは、最初の妻の事やArtとのコンビの事など、もろもろの
事を含んでいるのでしょうね。
人生の後半を迎えたPaulが、そうやって今まで失ってきたものを振り返り、
なおかつ、今の自分さえも生まれ変わってみれば、若い頃と同じように過ちを
繰り返しているんだろうな、と予想する。そんな風に読んで取れます。

その次の誕生パーティのパートは、プレゼントをあげる時のシーンでしょうか?
指輪かな?幸せの中で彼女が目をつぶった時、破局なんて思いも寄らない事
だったでしょう。
誕生パーティの日に目を開けたときには、そのプレゼントに愛を感じて喜び
“Surprise, surprise, surprise”
今目を開けてみると、壊れてしまった愛がそこに有る事が
“Surprise, surprise, surprise”

ラブソングとは、男女の愛に関するものではないようです。過去-現在-未来と
流れていく時間軸の中の、その時その時の自分同士のコミュニケーションを表して
いるんじゃないかな?
過去の自分を振り返っては悔やみ、来世の木になった自分を想像しては微笑む
そんな思いをラブソングと表しているんじゃないかな?

金色に輝く雲が、今の自分と過去、そして生まれ変わった後の、自分との境界線
として登場しています。青い地球が見えるというのは、来世に生まれ変わる前の、
魂となって雲の上をさ迷う様の事でしょうか

もう、視界が「人生の始まりから終わり」の更に外側まで広がってますね。
年輪を重ねたPaulの視界は、「America」や「Boxer」を作った頃とはまるで
違っているのを感じます。

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